Part 2:ジムステーション

2024年1月18日~22日に開催されるメゾン・エ・オブジェのテーマは「テックエデン:新たな自然の目覚め」。持続可能な未来の基盤となる、科学と自然の関係の進化を追求するこのテーマは、ペクレールの専門家やデザイナーにより、展示会のフォーラムとして形にされます。そして、このシーズンの「INSPIRE ME!」フォーラムは、科学と自然が融合するホスピタリティの未来に焦点を当てています。

ガーデン・オブ・フューチャー(未来の庭園): バイオフィリックな癒しの影響を受けるホスピタリティ

中期的な視点では、ホスピタリティ施設を訪れるゲストは新たな形の癒しを期待し、機能だけの空間、通り過ぎるだけの場所以上の魅力を求めるようになるでしょう。人々を引き止め、より長く滞在させ、何よりもリピートを促すために、ホスピタリティ業界は、様々な要素の複合やイベントを駆使して、ユニークで感性に富む、多様な体験へと変革していくことになります。ウェルビーイングはもはや「ついで」ではなく、日常生活の優先事項となり、生物学的なリズムとフェーズ(起床、活動、再生)を貫く共通の糸として、あらゆる体験の中心に据えられます。

活動のフェーズのカプセル: ジムステーション

日常生活を充実させるために、休憩時間が継続的な活動の機会に変わります。そして移動の通過点は退屈な場所ではなくなり、スポーツを通じた心身のケアを提供します。

例えば、駅の待合室が、読書だけでなくエクササイズを通じてリフレッシュし、活力を取り戻す場所になります。このジムステーションの展示空間の中央には、CiclotteとデジタルデザインスタジオRHNHのコラボレーションによるエクササイズバイクが設置されます。吊り下げられたような非現実的な形状のホイールの背景には、アーティストのRoxi Basaによる没入型映像が映し出されます。

これらの展示品のすべては、休憩時間を利用して活動を促し、同時に、新たな想像の世界へと旅立たせます。ダイソンの空気清浄機能付きヘッドフォンや、CirylZakrzewski’sの包み込むようなフォルムのDUNEチェアなど、外界とのある種の遮断が私たちの想像力を掻き立て、まだ訪れたことのない場所へと引き込みます。

さらに、ただ通過するだけでなくCRASH BAGGAGEの(過去の旅の痕跡を残す)凹んだキャリーバッグと共に旅をしたり、Pantheone loudspeakerの不思議な形状のサウンドスカルプチャーの音を楽しんだり、活力をもたらすLaurids Galléeのランプの光を浴びながらFinemateria studioの未来的な冷水器で喉の渇きを癒すことができます。

1.Jakob Kudsk Steensen
2.Nike Tech Pack
3.Prada Beauty
4.Crosby Studio
5.Aluvision
6.Lacoste
7.Nadine Kolodziey

デザイナーと協力者

ROXI BASA

ロキシー・バサは、ファッション写真のバックグラウンドを持ち、アムステルダムを拠点に活動している3Dアーティストです。アート、デザイン、ファッションを融合させた新しい視覚言語を模索し、強烈でユニークなストーリーを軸に、実験的でファンタジックな世界を創造しています。

ジムステーションで展示される5つの作品

Ciclotte x RHNHのエクササイズバイク「MetaCyclo」
Cyryl Z.のDUNEチェア
Laurids Galléeのランプ
Studio Finemateriaの冷水器Fontanella
Silje Lindrupの時計

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