2021年8月、ペクレール・パリはCIFF(コペンハーゲン・インターナショナル・ファッション・フェア)に参加しました。
CIFFは、北欧で最も長い歴史を持つ展示会です。隔年で開催されるCIFFは、過去10年間で、国際的なファッション業界における主要なイベントに成長しました。その間に、CIFFは展示会としてのコンセプトを進化させ、ヨーロッパで最も活気のある革新的な販売基盤のひとつという評価を得てきました。CIFFは、地域の展示会から、国際的なファッションの拠点へ、そして業界の方向性を定める新たなブランドの発表の場へと成長してきたのです。このような成果は、キュレーションとクリエイティブなコラボレーション、そして新しい才能あるデザイナーを見出し、育てる、絶え間ない努力が結晶となり、もたらされたものです。
今回の展示会では、ペクレールのファッション&スタイルディレクターである、イヴォンヌ・デ・ブロイン(Yvonne de Bruyn)が、2つのライブセミナーを行いました。
このライブセミナーの録画(英語・字幕なし)は、CIFFのウェブサイトでご覧いただけます。
ライブセミナー#1 ― ファッション・リビング・ラボ
ペクレールは、ファッションの進化をシステムとして捉え、それに伴う消費者の価値観やニーズの変化を考察しています。「ファッション・リビング・ラボ」と呼ばれるペクレール独自の方法により、身近なコミュニティの行動やニーズ、欲求を分析します。
このセミナーでは、2つの疑問に答えています。
・消費者がもはや受け入れられないものとは? ファッション業界の社会的責任についての私たちの信念を提示する。
・何が、私たちの創造や購買の動機となるのか? 消費者の新たな欲求を裏付ける心理的ニーズを明らかにする。
日本語字幕付きの動画はこちらからご覧ください。
ライブセミナー#2 ― SS22 トレンド総括
現在の状況は、これまでの私たちの選択や願望に疑問を投げかけ、大きな変革が訪れていることを示しています。
このセミナーでは、イヴォンヌ・デ・ブロインが、ウィメンズファッションとメンズファッションに対する洞察を紹介しました。キーとなるアイデアや革新的なアイデア、クリエーションの方向性など、22年春夏シーズンの4つのテーマを発表しています。
CIFFを分析した展示会レポートはこちらをご覧ください。