ライフスタイルの変化、世代間の流動性、Z世代とアルファ世代といった若年層の影響…ここ数ヶ月の間で、優先される物事が変わり始めています。これを形作るのは、より厳しい行動を選択する新しいトライブ(部族)の出現です。

この新しい消費者プロファイルの行動や欲求を予測するために、ペクレールのマルティーヌ・シャドゥニエとマイ・グエンがライフスタイルや価値観、キッズファッションの進化について語ります。

courtesy of @izinessblog

この「新しいトライブ」をどのように定義しますか?また、彼らはブランドにどのような影響を与えるのでしょう?

マルティーヌ・シャドゥニエ(MC):ここ数シーズンの間、子供向けブランドが社会の変化を考慮することなく、古いビジネスモデルに縛られたまま、コレクションを制作しているのを見てきました。ファッションだけでなく、ライフスタイル用品やアクセサリーも同様です。

これからはセグメント別ではなく、ライフスタイル別やトライブ別のアプローチをすべきです。ペクレールでは、独自のアーキスタイル・メソッドを採用しています。

このアーキスタイルは、消費者タイプ別のポートレートを詳細で個性的に描き出し、その願望を浮き彫りにします。従来のセグメンテーションとは異なり、いち早く、よりクリエイティブにそのイメージを構築することができます。さらに、新しい美的表現と価値観、新しい体験によって具体化されたアーキスタイルは、シーズン毎に進化します。これによってブランドは、変わり続ける現実の中で立脚点を見出し、新しいトライブのアティチュードや願望を先回りすることができるのです。

新しいトライブである「家族」の期待やニーズは、特に生活やキッズファッション、装飾において、どのように変わるのでしょうか?

マイ・グエン(MNG):今回の危機によって、過剰な消費を抑え、サスティナビリティを優先しながら製品の価値を回復する必要が高まっています。慌ただしい時間の流れの中で膠着していたキッズファッションは、顧客の期待に沿うものではなくなっています。消費者は、長持ちし、着回しのしやすいベーシックなアイテムを求め、もっと理性的な購買をしたいと考えているのです。

「より良い消費」を目指すこれらの「新しいトライブ」の期待に応えるために、ブランドはどのように適応しなければならないのでしょうか?

MC:第一に、消費者の声に迅速に耳を傾けることが、これまで以上に必要不可欠だと思います。

そして、大人のファッションやファストファッションをベースにしたリズムから抜け出すこと。親が本当に必要とするタイミングで商品を提供するために、発売の時期を再調整します。

単調なブランドになることを恐れずに、タイムレスな製品を創造すること。実はこれには、さらなる創意工夫が必要なのです。例えば、以前のコレクションから素材やディテールをアップサイクルする。

あるいは、「古着」の概念を戦略の中に組み込みます。

そして、素材や産地にこだわる消費者を満足させるように、品質を高めます。

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ローカルなものづくり・生産に戻します。特に、新しい子供服ブランドやライフスタイルブランドの取り組みが、参考になるでしょう。

生産プロセスやバリューチェーン全体の透明性を高めること。これは低価格ファッションを含むすべての市場に関係します。

危機の中で進化していくこと、あるいは生き残りに疑問を感じているブランドは、どのような製品や戦略を活かすべきでしょうか。

MNG : この時期は、家族=トライブの消費習慣を変え続けるでしょう。有益で使いやすく、保護効果のある製品にフォーカスし、カプセルコレクションを立ち上げたり、思慮深いコラボレーションなどを通して単調にならないように開発を進めるべきです。

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不透明な状況の中で変化をチャンスに変えるために、ペクレールはブランドに対してどのようなサポートを提供していますか?

MC:ペクレールは戦略とクリエーションのパートナーです。また、キッズ&ベビートレンドブックでは、シーズン毎の新たなデザインをインスパイアし、影響力のあるトライブの出現を先んじて描き出しています。

さらにブランドと共に、製品や製造、流通、ブランドのコミットメントを包括するグローバルなアプローチを構築します。本質、ブランドに価値をもたらすもの、最新トレンドを超えて必要なものを見出すための答えは一つではありません。私たちはコンサルティングやコラボレーションを通して、これらの洞察を提供しています。