CIFF 2022 : 2月1日から規制が解除されたコペンハーゲンでは、ファッションウィークを迎え、開放的なムードに溢れていました。
1日から4日までのファッションウィーク、そして2日から4日まで開催された2つの国際展示会(CIFFとRevolver)を皮切りに、複数のイベントが2022年秋冬シーズンの方向性を決定づけています。 ペクレールのマチルド・シャネリエール(Mathilde Channelliere @mathchn)が、展示会とマーケットについてレポートします。
CIFF
このシーズンのキーワード:
サスティナビリティ&クリエーティビティ(持続可能性と創造性)
第58回目となる今回、ペクレールは「22-23年秋冬ファッショントレンド」と今注視している「メタバース」について、2つの講演を行いました。
出展規制が解除されたものの、感染症の影響を受けて、CIFFへの出展社数はパンデミック前の1200社から500社に減少しています。来場者数もパンデミック前の半数の8,000人で、主にデンマークからであり、海外からの来場者は戻っていません。
会場となったBella Centerは、全体がガラス張りになっており、太陽の光が各ホールを照らし、メインステージでは興味深いスピーチが行われるなど、いつも贅沢なムードで人々を迎え入れてくれます。
CIFFでは、サステイナブルを中心としたエリア、DKカンパニーグループのブランドのエリア、ヴィンテージコレクションを集めたエリアに分けて展示が行われました。
注目のブランド
- トビアス・ビルク・ニールセン(Tobias Birk Nielsen)
今年のザランド・サスティナビリティ・アワードを受賞!ザランド(ドイツのEC大手)とエクスクルーシブ・コレクションを制作する機会を獲得しました。
このブランドは、サスティナビリティにも熱心に取り組んでおり、ノルディックスワン(Nordic Swan)とEUエコレーベル(EU Ecolabel)の認定を受けています。
デンマークのマーケット調査と22年春夏トレンドアイテム
ペクレールの視点から、デンマーク市場で見られた主要なトレンドを紹介します。
カラー
- ビタミンオレンジ
- アシッドグリーン、ビンテージグリーン
- ブライトピンク、またはキャンディーパステルピンク
- 原色のイエロー、またはパステルイエロー
- ライラック、またはダークパープル
- ブラウンが新しいブラックに
トレンドのアクセサリー
特に注目なのは、
- スカーフ : 2022年の究極のアクセサリー
- ニット素材のバラクラバ(目出し帽)…さらにニッチに
- チャンキーブーツ、まさにマストアイテム!
- レトロなヘアクリップ: 90’sトレンドのラインストーンとスパンコール
CIFFで行ったペクレールのセミナーはこちら:
●CIFF x ペクレール 「ファッションにおける、メタバースとデジタル化の影響」 | Peclers Paris (peclersparisjapan.com)
レポートの全文は、デジタルツールのPeclers+に掲載されています。トレンドブックとPeclers+のご購読につきましては、グノクル株式会社までお問い合わせ下さい。