25SSシーズンのカラートレンドとは?

今シーズンは、ブライトトーンや極端なダークトーンが少なくなる代わりに、中明度色や白、オフホワイトが質感によって強調され、存在感を増します。これらの色は微妙なグラデーションで展開されるか、またはより特徴的な色の背景として使われます。そして時に、シグネチャーカラーとしても活躍します。

また、このシーズンはイエローに代わり、燃えるようなオレンジなどの暖色が中心です。赤はワントーン、またはニュートラルカラーや白っぽいニュアンスカラーとのコントラスト配色で際立ちます。あるいは、強烈なピンクとの組み合わせでインパクトを生みます。そして、とろけるようなピンクが、喜びや快楽を想起させます。

これらの暖色に対比するグリーンとブルーが、爽やかさをもたらします。

グレーは夏に存在感を増し、メタリック効果など、さまざまなニュアンスや質感を帯びます。

では、25SSに向けてペクレールが提案する、 7つのカラームードをご紹介します。


1. 鮮やかな赤に引き立てられる、爽やかなパステルカラー。

視覚的な白、漂白されたイエローとピンク、甘いピンク、柔らかなグリーンとブルー、深みのある赤。

2. 柔らかな色味を帯びたミルキートーン。

ソフトで暖かなニュアンスを帯びたクリーミートーンが、新しい多目的なベーシックに。マット、または光沢感のある素材で。

3. 明るく輝くブライトカラーを和らげる、中彩度のクラシックなダークカラー。

明るく鮮やかなイエロー、黄みがかったオレンジ、ブルーと、ネオンのような赤。中彩度のバーガンディとネイビー。

4. メタリックな反射によって活性化するグレーに、ピンクとグリーンの組み合わせ。

鉱物のグレー、アルミニウム、ミントグリーン、セージグリーンといった寒色系の色に、花のようなピンクを加えて。

5. 楽しいムードが漂うピンクとブルー。

エクリュ、淡いピンクとブルーに対比する、より鮮やかなトーンと洗いをかけたレッド。

6. 明るく輝くオレンジ、アースカラー、アッシュグレー。太陽を彷彿とさせるパレット。

白っぽいオレンジ、繊細なオレンジ、深みのあるオレンジ、メタリックなオレンジを、ベージュやグレーが和らげる。

7. ナチュラルホワイトや強烈なトーンと対比を成す、 柔らかなダークカラー。

夏のブラウンに続くカラーパレット。ナチュラルホワイトと鮮やかなイエロー。赤みがかったパープルと植物のグリーンを加えて。

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