コンフォートとフェミニニティ ー 存在感を強めるニットウェア

ファッションは今、サスティナブルで長続きする製造へと回帰し、その速度を緩めています。2021-22年秋冬シーズンは、ますます広がるニットウェアの影響により、コンフォート(快適さ)とフェミニニティ(女性らしさ)が欠かせません。「ニット&カットソー」トレンドブックのディレクター、ガブリエル・バッジオが、ウィメンズファッションの主要なトレンドについて語ります。

2021-22年秋冬ウィメンズファッションでのニットウェアの重要性とは?

ガブリエル・バッジョ(GB):ニットウェアはウィメンズコレクションに欠かせない存在です。天然素材、上質な素材、タイムレスなアイテムが好まれ、シックで着心地が良く、モダンなスタイルが浮上します。

この秋冬シーズン以降のニットコレクションを形作る、中心的トレンドは何でしょうか?

GB : 2021-22年秋冬は、ニットのレイヤードでボディを包み込む、ミニマル・ラグジュアリースタイルが強まります。今後しばらくの間続く、この困難な状況から身を守るために、心地良いコクーン(繭)に包まれるような感覚です。リバイバルするクラシックアイテムは暖色で温かく、素肌に直接着こなした量感のあるシェイプ、ボディラインに沿ったシルエットで、自信に溢れる女性らしさをアピールします。

ベーシックアイテムは、ラグジュアリーでエシカルな素材を使い、洗練されたディテールを取り入れて、現代的に刷新します。また、責任ある消費へのニーズに応えて、公正な製造方法やロケーションが選ばれるようになり、サプライチェーンはより短くなるでしょう。

ニット&カットソー 2021-22年秋冬の制作に影響を与えた、インスピレーションは何ですか?

GB:コレクション分析は、市場の現状に限りなく近づきながら、新しいモダンなアイディアをもたらしてくれます。でもこれは、コレクションをそっくり真似するという意味ではありません。私たちの視点と対比し、アズディン・アライアやセリーヌ、ヘルムート・ラングなど、今も若いデザイナーに影響を与え続けるデザイナーのビンテージアイテムを参照しています。

2021-22年秋冬のスタイルについて教えてください。

GB : 個性を多面的に表現しつつ、より自己主張の強い、新しい女性らしさが浮上します。時にカジュアルでありながらもフェミニンで、強くシャープなスタイル。または、ボディを包み込みプロテクション効果のある、ミニマルで快適なスタイル。

より未来的なのは、都会的でリアルな細身のシルエット。コンパクトでフィットしたニットです。あるいは逆に、超フェミニンでセクシーなスタイル。デコルテの開いたボディコンシャスなニット。もしくは、キュートなビンテージ風の子供っぽいドールスタイル。

今シーズンのマストハブアイテムは何ですか?その特徴は?

GB : 高密度なミドルゲージニットのセーター。ノルマンディのブランド「セントジェームス」風のクラシックなデザイン、あるいはシャープなカットアウトを加えたシックなデザイン、肩を強調した80’sスタイルなど、様々なデザイン・スタイルで展開し、シルエットを美しく高めるアイテムです。