未来の社会におけるブランドの役割とは?公正で持続可能な生産を保証するには?理性的な消費を促す方法は?環境や動物愛護の意識を高めるために、どのような信念を後世に伝えるべきか?

コックアンパット(Coq en Pâte)の創設者であるダヴィッド・ブーヴェは、2007年に子供と親のためのブランドを立ち上げて以来、これらの問題に取り組んできました。その信念とビジョンについて、このインタビューで語ります。

ブランド

コックアンパットは、0歳から10歳までの子供と親のために、サスティナブルな製造を最優先する衣料品と小物のブランドです。人々の結束を強めるために、誰もが使えるユニバーサルな製品を提供しています。

「サスティナブルでエシカル」なブランドの先駆者

「地球を壊す活動の一端を担うことはできない」。コックアンパットは、子供たちの未来を守ることを願う親たちに、意味のある選択肢を提供することにコミットしています。

「自分が親になった時、子供向けのファッション小物が地球の反対側で安価に製造され、「ライセンス」によって貪食され、そして多くの場合、品質が悪いことを知りました。私たちは、意味と責任のある生産方法でクリエイティブな製品を作り、この問題に取り組みたいと考えました。2005年当時には、先駆的な考え方です。」

信念と基礎

生産し、消費することは、破壊することではありません。現在、年間20万点を販売しているコックアンパットは、人と環境を尊重しながら創造し、製造し、販売することが可能なことを証明し、共有したいと考えています。

テキスタイル製品は、インドのオーガニックコットンを使い、認証を受け、管理された工場で製造されています。文房具やレジャー用品は、フランスのブルターニュ地方でエコ素材やリサイクル素材を使って生産されています。

「コットンは全てオーガニック認証を受けており、綿花が育つ畑までさかのぼることができます。そして2020年後半までには、全商品にフェアトレードラベルを取得する予定です。フェアトレードのオーガニック製品にコミットし、NGOを直接支援することによって、「エシカル」と呼べるのではないでしょうか」ダヴィッド・ブーヴェ

コミットするコラボレーションの先駆者

コレクションのテーマは、環境保全と自然保護に対する子どもたちの教育に関連しています。毎年、売上の6~8%が、自然と数百種の生物を絶滅から救うために実際的な活動しているNGOや協会、科学者の支援に充てられています。

2013年にコックアンパットは、ブルターニュ地方で栽培された褐色の海藻を使用したビーチ用小物を製造し、それ以降、プチバトーやモノプリ、パリの自然史博物館とのコラボレーションを行ったり、さらには売上の70%を占める世界中の博物館への卸も行っています。

危機後のビジネスモデルの進化:消費者と共に基準を上げる

・これまで以上に、責任ある生産や創造性、コミットメントといった価値観を共有することが求められています。サステナビリティが製造・生産工程の全体に統合されていることに加え、廃棄物の削減が不可欠です。

・長持ちする品質への回帰、代々受け継がれる製品であること。

・生産拠点の移転をさらに進める。

・中古品をリサイクルしてコレクションに組み込む。回収や組み立て、修理・補修に取り組む。

・たとえビジネスの成長が停滞することがあっても、模範を示し、理性的で献身的な消費を促す。

images: courtesy of @coqenpate

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